大日本印刷(株)は、ICカード関連ソフトウェアで、国際規格「ISO/IEC15408」に基づくITセキュリティ認証を取得した。当認証の取得は、ICカード関連製品としては、日本初。
今回の認証は、経済産業省傘下の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より受けたもので、7段階の評価保証レベルのうち、商用レベルでは最高ランクの「EAL4プラス」での認証取得となり、「EAL4プラス」での認証取得は、すべての製品を通して日本初。
「ISO/IEC15408情報技術セキュリティ評価基準」は、IT関連製品を対象としたもので、「セキュリティ」の観点から、その製品やシステムが適切に設計され、また、設計が製品に正しく実装されているかどうかを、第三者が評価して認証するための評価基準。
欧米諸国では1985年頃より、軍事関連製品の調達という観点で、各国独自のセキュリティ評価・認証制度を運用してきた。
1998年には、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、カナダの5カ国がセキュリティ評価結果の相互承認を開始し、その後、日本や欧米各国等19カ国がこの相互承認に参加しています。「ISO/IEC15408」は、この相互承認における評価基準がベースとなっている。