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三菱商事/ロサンゼルス港でLNG仕様ヤードトラック導入

2004年08月04日/未分類

三菱商事(株)の全額出資会社であるサウンド・エナジー・ソリューションズ(以下:SES)は、日本郵船(株)の米国子会社である郵船ターミナル(Yusen Terminal Inc.YTI)と共同でLNG仕様コンテナ牽引用作業車輌(ヤードトラック)を、ロサンゼルス港にあるYTIのコンテナヤードに2005年始めより導入する。

SESは、同社が建設を予定している米国カリフォルニア州ロングビーチ港のLNG受入基地において、低公害自動車用LNGの製造出荷設備を設ける予定。

同基地の運転開始は2008年だが、SESは他の供給ソースより確保したLNGを2005年始めよりYTI向けに供給し、基地の運転開始以降、同基地からの供給へ切り替える。

YTIは当初2台のLNG仕様ヤードトラックを導入し、性能を確認した上で順次台数を増やし、最終的に2010年までに、現在保有する120台のディーゼル仕様ヤードトラックを全てLNG仕様車に置き換える。

LNG車は、米国ではカリフォルニア州を中心に現在約2,500台運行されているが、利用は、公共バス、ごみ収集車が中心だった。

LNG車はディーゼル車に比べ、NOx(窒素酸化物)を65%、PM(煤塵)を80%削減することができ、ロサンゼルス、ロングビーチ両港湾地区の既存ディーゼル車約2000台をLNG車に取り替えることによるNOx、PMの削減量は1日あたり9トンにもなる。

SESが建設予定のLNG受入基地は、年間500万トンのLNG受入能力のうちの2‐3%相当を、自動車用LNGとして最適な、メタン留分ほぼ100%のLNGとして製造出荷する設計となっている。

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