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三菱電機/2年間で20%の調達コスト削減推進

2005年05月29日/未分類

三菱電機(株)は、原価低減施策の柱として「AΣ21(エーシグマ)活動」を2005年4月から新たに展開し、2007年3月までの2年間にグループ全体で20%以上の調達コスト削減に取り組む。

EΣ21活動で掲げた基本方針は、サプライヤー集約と機動的シェアシフトにより、さらなる競争を促進と、開発段階からのキーサプライヤーと一体になった「コスト共創活動」の展開、中国に重点を置いた海外サプライヤーの活用拡大を推進した結果、2年間で約3,000億円、約20%の調達コストを低減した。

「EΣ21活動」を通じて、調達上の課題が、コストダウンに行き詰まり感があることと、素材関連資材の高騰、高止まりによる影響があること、業界再編により寡占が進んだ資材への対応策が必要であること等に迅速に対応し、原価低減をさらに推進することを目的に、「EΣ21活動」をステップアップさせた原価低減活動「A∑21活動」を4月から開始している。

AΣ21活動の概要は、2005年4月~2007年3月の2年間で20%の調達コスト削減すもの。

源流段階からの資材活動を更に強化し、調達コストを共に創り出す「コスト共創活動」、原価企画活動の推進や、取引先からより多くの提案を取り込む活動(VA活動)を行い、製品の市場価格動向や機能動向に即応した資材コストの実現を図る。

取引先の集約を完遂し、この集約した取引先(Σ取引先)の中から事業上必須の取引先(キーサプライヤー)を明確化し、当社製品の競争力を強化する資材の調達、安定的調達、コストダウン等のための強固な協力関係を構築する。

生産拠点が多く所在するタイやその近隣国を含め、中国・アジア地区からの調達金額を2004年度実績の1,400億円から2006年度は1,700億円規模に拡大することを目指す。

また、事業分野ごとに国内工場と海外生産拠点が一体となり、最適なグローバル調達体制の強化を図る。

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