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大日本印刷/世界最小クラスの超小型ICタグ開発

2005年10月06日/未分類

大日本印刷(株)は、13.56MHz帯のICタグとしては世界最小クラスの5mm角の超小型ICタグ「ACCUWAVE-IM0505シリーズ」を開発した。ICタグ製造で培った独自のアンテナ設計技術やICチップ実装技術、半導体関連部材の開発・製造で培った金属微細加工技術や基板製造技術を応用した、世界最小クラスの超小型ICタグ。13.56MHz帯のICタグは、ICタグ上のアンテナ(コイル)の大きさや巻き数が通信距離に影響し、アンテナの面積が大きい程、通信距離を確保できる。今回開発したICタグは、アンテナを多層化することでサイズを小型化し、5mm角、厚さ1mm以下ながら、既存のICタグリーダライタの微弱タイプを使用した場合でも20~30mmの通信距離を実現している。樹脂やプラスチックへの埋め込み加工や、ラベル形状への加工を行うことにより、従来のICタグでは取り付けが困難だった、小型製品や複雑な形状の製品などへの埋め込みや取り付けが可能。国際標準であるISO15693に準拠しており、既存のICタグリーダライタでの読み取りやICタグシステムで使用できる。現在使用されているICタグは、通信距離を確保するために、カードサイズ程度のものが主流で、小さなものでも28×12mm程度のサイズのため、医薬品の小さな瓶や化粧品などの小型製品や、形状が複雑な製品には装着することが出できなかった。しかし、小型の製品でも、ICタグを使った個体管理への要望が高く、ICタグの小型化が望まれ、超小型ICタグを開発し、販売を開始することとした。10月より、従来のICでは取り付けが困難な用途に向けてサンプルを出荷するとともに、導入に向けた積極的な販促を行い、来年1月より量産を開始する。量産後の価格は、1個100円以下での販売を予定し、初年度100万個、2008年には1000万個の販売を見込んでいる。

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