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プロロジス/国際協調融資団と物流施設開発用クレジットライン組成

2005年10月10日/3PL・物流企業

プロロジスは、バンク・オブ・アメリカ・セキュリテーズ(Bankof America Securities LLC)、エービーエヌ・アムロ銀行(ABN AMROBankN.V.)が国際共同主幹事行(アレンジャー)を担当し、三井住友銀行、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、JPモルガン・チェースが国際事務代理人(エージェント)を担当する、国内外計35の金融機関で組織される国際協調融資団との間で、7種類の通貨融資枠(円、ユーロ、米ドル、加ドル、英ポンド、ウォン、人民元)による世界規模のクレジットライン「プロロジス・グローバルライン」の契約を10月6日に締結した。同グローバルラインの総額は、26億米ドル(約2,860億円)、将来31億米ドル(約3,478億円)まで増額が可能で、その内、国内での物流施設開発資金として割り当てられる日本円の融資枠は、約954億円(約8.5億米ドル)となる。なお、本契約は、2005年10月6日より有効となり、人民元を除くその他6通貨の返済期間は、12ヶ月の返済猶予オプション付きで4年間、したがって返済期限は2009年8月まで(人民元は2008年8月)となる。また、当グローバルラインによる融資は、同社にとって規模・額ともに過去最大であり、世界そして日本での物流施設ネットワーク構築のスピードをより加速させる。今までプロロジスは、事業を展開する各国ごと、ひとつの通貨で物流施設開発用資金の調達を行ってきたが、この度のグローバルラインの組成により、国・地域を限定することなく世界を一つの枠組みとして、複数通貨による融資枠を確保することとなり、世界各地で顧客ニーズに合わせた物流施設開発を、安定的かつ効率的に展開することができるようになる。例えば、日本で物流施設を開発する際に、グローバルラインの日本円枠を越えて資金需要が発生した場合、必要な資金をその他の通貨枠を活用し、開発を進めることができる。また、参加する世界各国の金融機関から国境の枠を超えた情報提供などを含め、幅広い分野での協力を得られるため、顧客のニーズにより迅速に対応でき、事業をより有利に展開することができるようになる。なお、プロロジスの信用度の高さ、日本国内およびグローバルでの事業展開の成長性を背景とし、この度の融資への参加の呼びかけに対し、各国の金融機関から希望融資金額を大幅に超える資金提供の申し出(オーバーサブスクライブ)があった。プロロジスは現在、北米(アメリカ、メキシコ、カナダ)、欧州(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、オランダ、イタリア、ベルギー、ルクセンブルグ、ポーランド、ハンガリー、チェコ、スウェーデン)、中国(北京、上海、蘇州、広州、天津)、日本(東京、埼玉、千葉、大阪、兵庫、神奈川)の計17ヶ国76地域において物流施設の開発物流施設の開発、管理・運営や関連サービスを提供している。今後、日本をはじめ世界的に高まる先進の物流施設需要と顧客のニーズにいち早く対応するため物流施設ネットワーク構築をより早急に進める。参加金融機関(順不同):バンク・オブ・アメリカ(米)、JPモルガン・チェース(米)、シティバンク(米)、PNC(米)、ワコビア銀行(米)、USバンク(米)、モーガン・スタンレー(米)、ノヴァ・スコシア銀行(加)エービーエヌ・アムロ(蘭)、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(英)、ノーザン銀行(英)、デクシア銀行(ベルギー)、ドイツ銀行(独)、ドイツポストバンク(独)、Commerzbank(独)、カリヨン(仏)、ソシエテ・ジェネラル(仏)、WestLB(独)、バークレイズ・バンク(英)、Fortis(蘭)、ING(蘭)、LBルクセンブルク(ルクセンブルク)、アイルランド銀行(アイルランド)三井住友銀行(日)、みずほ銀行(日)、新生銀行(日)、UFJ銀行(日)、東京三菱銀行(日)、埼玉りそな銀行(日)、住友信託銀行(日)、中國銀行(香港)、ICBC(中国)、ICBC(PROC)(中国)、チェンホア銀行(台湾)、玉山(イーサン)銀行(台湾)、ウリィ銀行(韓国)以上、計35機関。

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