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三洋電機ロジスティクス/平成18年3月期決算短信

2006年05月01日/未分類

三洋電機ロジスティクス(株)の平成18年3月期決算短信(連結)の経営成績は、下記の通り。

家電量販店向け3PL事業の運営効率化による利益確保に努めるとともに当期に獲得した大口新規顧客への取引拡大を推進し、また国際物流事業においては本年度より商物一体契約方式(集荷地点で商品を購入し、配送地点で物流フィー等を加算して販売する契約)からコミッション契約(物流フィーでの契約)方式に順次切り替えを行い、取引の拡大を進めた。

以上の結果、当期の営業収益は、国際物流事業において契約高の増加に伴い利益も増加しているものの、上記契約方式への切り替えが順調に進捗したことから同事業の営業収益が減少したことにより44,228百万円と前期に比べ4.0%の減少となった。

利益面は、3PL事業の運営効率化の実現による配送・構内作業原価削減や倉庫原価の低減などに努めた結果、経常利益は2,082百万円と前期に比べ19.1%の増加、当期純利益は1,241百万円と前期に比べ42.6%増加した。

同社は平成17年10月6日にジャスダック証券取引所売買銘柄として株式上場を達成した。

事業別の状況
①ロジスティクス・ソリューション事業
既存家電量販店の3PL事業の貨物量増加、大口新規顧客との取引開始、宅配・設置事業の取引拡大などが寄与し、営業収益は11,744百万円と前期に比べ7.0%増加した。

②国際物流事業
アジア各国との電気製品および部品材料の輸出入物流の取引拡大などに取組み、契約高の増加に伴い利益は増加しているものの、当期より商物一体契約方式からコミッション契約方式に順次切り替えを行ったことにより、営業収益は8,443百万円と前期に比べ16.8%減少した。

③国内一般物流事業
育成事業として取組んでいる部品物流およびメーカー物流の取引拡大に努めたが、一方で低収益事業の縮小を行ったため、営業収益は24,039百万円と前期に比べ3.7%の減少した。

次期の見通し
同社グループは事業の大きな柱として成長した3PL事業の周辺事業の拡大および収益力強化、部品物流事業のコア事業への育成、中国国内外の物流ネットワークの構築、地域密着型営業の強化、倉庫内作業の機械化推進および輸送・保管効率改善によるコスト削減、物流ソリューションビジネスをリードする人材の確保・育成などを経営の重要課題として取組むほか、環境問題への対応、コンプライアンス体制の強化にも全社を上げて取組む。

通期の業績見通し(連結)につきましては、営業収益45,456百万円(前期比2.8%増)、経常利益2,202百万円(同5.7%増)、当期純利益1,273百万円(同2.6%増)を見込んでいる。

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