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アルプス物流/平成18年3月期決算短信、増収増益

2006年05月11日/未分類

(株)アルプス物流の平成18年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記の通り。

同社グループは、物流現場の強化、システム化の推進など事業体質の強化を図るとともに、グローバル物流体制の整備・拡大を進めた。

4月には、電子部品の航空輸送ニーズの増加に対応するため、成田地区に新倉庫を竣工し、営業を開始した。輸出入航空貨物の取扱いに加え、グローバルなストック&デリバリーサービスを提供する多機能物流拠点として、航空貨物事業の拡大を進めた。

また、前期の10月にスタートしたTDK物流(株)との合併も、輸配送ネットワーク、物流拠点、倉庫管理システムなどの統合を完了し、両社のリソースを活用した拡販活動に取組んだ。

事業の種類別セグメントの概況
国内物流事業は、電子部品物流分野におきまして、夏場以降、電子部品の市況が好調に推移する中、顧客ニーズに対応した拡販活動を進めるとともに、合併効果の捻出を含めた事業運営の効率化に取組んだ。

前期との比較では、TDK物流との合併に伴う運送・保管業務の売上増が加わっている。

消費物流分野の(株)流通サービスは、燃料費や人件費の増加等のコスト・アップに伴い、利益面では厳しい状況を余儀なくされたが、売上は、顧客のアウトソーシング・ニーズに対応した拡販活動を進め、個配・流通加工業務を中心に増収となった。

この結果、当セグメントの売上高は35,074百万円(前期比11.3%増)、営業利益は3,024百万円(7.1%増)となった

国際物流事業では、顧客のグローバルな物流ニーズが高まる中、フォワーディング事業の強化や、成田営業拠点の開設などグローバルでの物流ネットワークの拡大を図るとともに、拡販活動を進め、日本における輸出入貨物取扱事業、海外法人とも売上を伸ばした。

この結果、当セグメントの売上高は12,833百万円(24.0%増)、営業利益は2,108百万円(17.0%増)となった。

商品販売事業では、顧客の海外生産シフトによる資材の現地調達化の影響を受け、国内需要は減少したが、国内外で顧客ニーズに対応した拡販活動を進め、中国を中心に売上を拡大した。

この結果、当セグメントの売上高は7,590百万円(13.1%増)、営業利益は260百万円(10.3%増)となった。

以上により、当期の連結業績は売上高で55,497百万円(14.2%増)となり、営業利益は5,393百万円(10.9%増)、経常利益は5,419百万円(14.2%増)、当期純利益は2,847百万円(10.5%増)となった。

次期の見通し
同社グループは、引き続き現場力の強化を図り、高品質・高効率・最短L/T(リードタイム)での運用体制を追求し、多様化する顧客ニーズに適した物流サービス商品の開発やグローバルな物流ネットワークの拡充を進め、拡販活動を行っていく。

平成19年3月期の業績見通しは、売上高57,300百万円(前期比3.2%増)、営業利益5,500百万円(2.0%増)、経常利益5,500百万円(1.5%増)、当期純利益2,900百万円(1.8%増)を見込んでいる。

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