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ケイヒン/平成18年3月期決算短信

2006年05月22日/未分類

ケイヒン(株)の平成18年3月期決算短信(連結)の経営成績は、下記の通り。

お客様の物流効率化の要請にお応えしつつ、「グリーン経営認証制度(トラック運送事業)」の認証取得や「安全性優良事業所」認定取得に加えて、個人情報保護法に対応するための「プライバシーマーク」の認証を取得するなど、高品質かつ総合的な物流サービスの提供により業務受注の拡大に努めるとともに、経営の効率化・合理化を推進してコスト削減を図るなど、引き続き収益構造の改善に努めた。

その結果、当連結会計年度の営業収益は433億7千5百万円(前期比31億6千4百万円の増収、7.9%増)となり、経常利益は14億2千2百万円(前期比1億7千1百万円の増益、13.7%増)となった。

また、当期純利益は8億7千4百万円(前期比1億6千2百万円の増益、22.8%増)。

部門別概況
国際物流部門
複合一貫輸送は、欧州や中国・台湾の輸出入貨物取扱いは低調に推移しましたが、香港の輸出入貨物や北米の輸入貨物取扱いが好調に推移し、取扱量は前期比1.0%の増加した。また、輸出車輌やプロジェクト貨物は、貨物取扱いが好調に推移し、大幅な増加。

海運貨物は、輸出入貨物の取扱いが低調に推移し、取扱量は前期比7.5%の減少。航空貨物も、海外主要代理店との提携関係の変更もあって、輸入貨物の取扱いは増加したが、輸出貨物の取扱いが減少し、取扱量は前期比4.0%の減少。

港湾作業も、船内・沿岸作業の貨物取扱いが低調に推移し、取扱量は前期比19.7%の減少。

以上の結果、国際物流部門の営業収益は165億8千7百万円(前期比11億7千6百万円の増収、7.6%増)。

国内物流部門
倉庫保管は、金属機械の在庫圧縮による影響もあり、保管残高は前期比0.6%の減少したが、倉庫荷役は、食料品を中心に堅調に推移し、入出庫取扱量は前期比1.1%の増加した。

また、一般貨物輸送も、化学工業品を中心に取扱いが順調に推移し、運送屯数は前期比4.9%の増加。

一方、海上コンテナ輸送は、船社受注コンテナの取扱いが期中に終了し、取扱本数は20フィート換算で前期比13.9%の減少。

以上の結果、国内物流部門の営業収益は193億5千8百万円(前期比9億9千6百万円の増収、5.4%増)。

宅配物流部門
宅配は、通信販売商品の取扱いが好調に推移し、取扱件数は前期比16.7%の増加。また、商品センター作業も、通信販売商品や店舗納品商品の取扱いが順調に推移し、取扱個数は前期比9.5%の増加。

以上の結果、宅配物流部門の営業収益は69億6千7百万円(前期比9億3千2百万円の増収、15.4%増)。

情報部門
システム開発の業務受託が堅調に推移し、情報部門の営業収益は4億6千2百万円(前期比6千万円の増収、14.9%増)。

次期の見通し
物流事業環境の変化を見極めながら、これまで培ってきた経営資源を活用して、事業成長力の回復・強化を推進し、利益の拡大を図るとともに、経営体制の整備および財務体質の改善を図ることを重点目標とした3ヵ年計画「ケイヒングループ経営3ヵ年“STEPFORWARD”計画」を策定した。

この3ヵ年計画の推進に取り組み、業績の回復・向上に努める。

次期の業績の見通しは、大口お客様の物流再編に伴う取引の終了などによる影響もあるので、営業収益で435億円(前期比0.3%増)、経常利益で12億5千万円(前期比12.1%減)、当期純利益で7億4千万円(前期比15.3%減)を見込んでいる。

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