センコン物流（株）の平成18年3月期決算短信（連結）の経営成績は、下記の通り。
同社グループを取り巻く事業環境は、企業収益の改善を背景に生産関連貨物や消費関連貨物等が回復基調に推移したものの、依然として顧客の物流コスト削減要請による料金の停滞に加え、原油価格の高騰による原価上昇、更に消費者志向に対応した企業間競争の激化等、引続き厳しい経営環境となった。
顧客ニーズに対応した設備投資とソリューション型の営業展開を推進するとともに、地域密着型のサービス提供の実現化に取り組んだ。
この結果、営業収益は12,949百万円（前期比100.03％）となったが、経常損益は、新規事業の固定費負担と営業貸付金の貸倒引当金繰入額を計上したことにより、92百万円の損失（前年同期は
154百万円の利益）、当期純利益も、投資有価証券評価損等を計上し、118百万円の損失（前年同期は94百万円の損失）となった。
事業の種類別セグメントの業績
運送事業
景気の回復基調を受け、既存顧客等の輸送量の増加により、営業収益は4,889百万円（101.8％）、営業利益においては原油価格の高騰等によるコスト負担増はあったものの、総合配車システムの導入効果により198百万円（124.1％）となった。
倉庫事業
既存顧客からの農産物保管の需要増大に応えるため、4月に本社営業所倉庫2棟（約2,000㎡）を低温倉庫に改築し、また、タイヤ、濾紙等の物流業務の増加ならびに新規に総合ギフトカタログの物流関連業務を受託したことにより、営業収益は1,609百万円（101.5％）、営業利益は399百万円（105.2％）。
乗用車販売事業、中食事業、金融事業、その他の事業（省略）
次期の見通し
営業収益13,200百万円、連結経常利益190百万円、連結当期純利益50百万円を見込んでいる。
