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ニチレイ/平成19年3月期中間決算短信(連結)

2006年11月01日/未分類

(株)ニチレイの平成19年3月期中間決算短信(連結)の低温物流事業の経営成績は下記のとおり。

経営施策の進捗状況
物流ネットワーク事業
・輸配送事業の確立のため車輌の効率活用の推進など運送部門管理体制を強化
・課題事業所では生産性の向上を図るため作業体制等の見直しを随時実施
・改正省エネ法対応に向けた荷主へのデータ提供体制を協力運送会社と共同で構築
・北海道地区の冷凍食品物流拠点となる物流センターの新設準備
・関東地区にてスーパーマーケット用物流センターの新設準備
・グループとして初めて自社で車両を保有・運用する運送会社(株)NKトランスを設立(平成18年6月設立同年10月事業開始)
地域保管事業
・地域に密着した営業を継続し地場商材の集荷拡大を推進
・コストコントロールの徹底によりローコスト体制を維持
・南九州地区にて地場農産加工品集荷に向けた物流センターを増設
・設備の老朽化に伴い北海道・関西・九州地区の3事業所の閉鎖を決定
・南九州地区にて宅配便専用センターの新設準備
・横浜地区の老朽化事業所の建替を決定、下期より一部撤去・建替準備を開始
海外事業
・欧州地域はEU拡大の影響などから保管拠点配置の見直しを実施、オランダのヘーレン事業所を閉鎖
・ポーランドは収益確保に向け料率改定やローコスト運営体制の構築に注力
・中国地域は収益力向上に向け事務所の統合等コスト削減を推進

売上高は、671億84百万円(前期比6.4%増)、営業利益34億79百万円(9.2%増)で、国内事業は前年度稼働した新設物流センターなどにより増収・増益となるものの、海外事業は増収・減益となっている。

同社グループの国内における4~9月の入庫量は1,397千トン(前期比3.4%減)、平均総合在庫率は38.6%(0.3増)。

分野別
物流ネットワーク事業は、売上高346億56百万円(11.4%増)、営業利益7億85百万円(8.5%増)で、前年度に稼働した物流センターは増収に貢献、利益面も徐々に改善するとともに、各物流センターにおいて生産性向上策を推進、特に課題事業所の改善を重点的に進め大きく増益に寄与している。

運送事業は混載化による積載効率アップ、定時発着・パレット輸送の促進等により車輌の効率化が進み、利益は前期を上回った。

地域保管事業は、売上高233億41百万円(2.0%減)、営業利益28億23百万円(8.5%増)となった。

前年度に廃止した事業所、当期に廃止決定した事業所の稼働率低下の影響などから売上高は前期を下回り、地域密着営業を推進したものの、原産地でのハリケーン等の影響から果汁原料の取扱高は減少、豚肉等畜産物の搬入量が減少したことなどから収益を圧迫し、前年度から高い在庫水準であった東京港湾・九州地区の在庫が荷動きの鈍化により減収となったが、ローコスト体制の定着などから利益は前期を上回った。

海外事業は、売上高82億60百万円(10.3%増)、営業利益2億71百万円(20.2%減)。

欧州(オランダ・ドイツ・ポーランド)地域は、EU拡大に伴う運送需要増加の影響などにより運送事業の拡大が大きく寄与し増収となったが、保管事業は一般貨物の集荷に努めたが在庫水準は依然として低迷、課題事業所の閉鎖により利益面の改善を図るものの、果汁原料の取扱高減少等も重なり減益。

中国(上海)地域は、取引先の増店による取扱高増加はあるものの、店舗当たりの取扱高が伸び悩み収益悪化となった。

その他の事業・共通は、売上高9億25百万円(31.0%)営業利益△4億円。

通期の見通し
売上高1,348億円(6.1%増)、営業利益67億円(15.0%増)を見込んでおり、物流ネットワーク事業は課題事業所の改善効果や前年度に稼働した物流センターの作業効率化の徹底、下半期の物流センター新規稼働などを進める。

地域保管事業は、搬入量減少による在庫水準低下が懸念材料だが、地域密着営業の継続推進、ローコスト体制の定着、物流センター増設効果を見込んでいる。

海外事業は、保管事業の新規商材集荷に努めるとともに好調な運送事業の拡大などにより計画達成を
目指す。

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