富士物流(株)の平成20年3月期第1四半期の連結業績は、営業収益が、前年同期より44百万円減少し、100億68百万円(対前年同期0.4%減)となった。
業利益は、前年同期より84百万円増加し、2億31百万円(57.3%増)となり、業務拡大に伴う人件費などの増加が見られたが、トヨタ生産方式(TPS)を基本とした業務効率化が寄与し、営業利益は増加した。
経常利益は、営業利益の増加に伴い、前年同期より81百万円増加し、2億26百万円(56.0%増)となり、四半期純利益は、前年同期より39百万円増加し、1億7百万円(57.3%増)と、営業利益の増加に伴い、増益となった。
一般顧客向けの売上高は、前年同期より1億35百万円増加し、50億77百万円(2.7%増、構成比50.4%)となり、ガラス製品メーカー、液晶表示装置メーカー、外装建材メーカーなどの3PL業務を新規に受注したほか、エレベータメーカーの取扱高が増加するなど既存の3PL業務に関しても取扱高が増加した。
富士電機グループ向け売上高は、前年同期より1億79百万円減少し、49億90百万円(3.5%減、構成比49.6%)となった。
発電変電プラントの海外向けの取扱高は、出荷の端境期のため低調な荷動きとなったものの、海外向けの磁気記録媒体、感光体などの取扱高は堅調に推移した。
また、磁気記録媒体の工場設備の海外新設に伴う輸送業務を受注した。