（株）サカイ引越センターの平成19年3月期中間決算短信の経営成績は、下記のとおり。
引越業界では引越件数が増加、引越単価も回復傾向にあり、原油高等のコストアップは見られるものの順調に推移している。
新しいTVコマーシャルを展開するとともに、既存支社の営業力を強化し、未開設地域への新規支社開設を実施したことにより、取扱件数は194,756件（前年同期比13.4％増）と前年実績を上回り、営業収益20,011百万円（17.4％増）を達成した。
利益面には単価アップや引越件数が伸びたことにより経常利益2,533百万円（42.1％増）、中間純利益は1,326百万円（61.8％増）を挙げることができた。
通期の見通し
引越業界も引き続き人口の都心回帰や事務所の大規模移転に伴う大型引越需要が続いており、ゼロ金利解除に後押しされた住宅業界の好調もあって、引越需要全体を牽引するものと考えている。
一方、都心部等で地価が上昇し始めたことや駐車禁止取締り強化に伴う経費増から、引越需要の減退や企業損益の悪化に結びつく懸念材料となりつつある。
平成19年3月期の業績は、上半期の収益力を維持することにより、営業収益40,043百万円（11.7％増）、経常利益4,498百万円（20.9％増）、当期純利益2,282百万円（33.4％増）となる見通し。
