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近鉄エクスプレス/平成19年3月期第3四半期、大幅な増益

2007年02月13日/未分類

(株)近鉄エクスプレスの平成19年3月期第3四半期の連結業績は、営業収入211,258百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益8,657百万円(42.9%増)、経常利益9,005百万円(38.3%増)となった。

また、貨物取扱い物量は、堅調な世界経済を背景として、概ね順調に推移し、輸出航空貨物重量は前年同期に比べ2.7%増、輸入航空貨物件数は同4.3%増となり、海上貨物輸送も輸出物量(容積ベース)で前年同期比10.4%増、輸入物量でも8.3%増。

日本
日本発の航空輸出貨物は、全体的には半導体関連品を中心に順調な出荷が見られたが、北米・欧州向け薄型テレビ用部材の海上輸送への切替えや、アジア向け液晶関連品等の荷動きの減速もあり、取扱い重量は前年同期比0.8%減。輸入貨物も通信機器関連品等の荷動きが堅調に推移したものの、一部の貨物が海上輸送へシフトされた影響もあり、取扱い件数は前年同期比1.6%減。

海上輸出貨物は、各種生産用機械およびその部品、電子部品、化学品等の荷動きが活発で、輸入貨物は、量販店向け家電品や日用品、医療機器、自動車関連品等の取扱いが増加した。容積ベースでの海上取扱い物量は、輸出が前年同期比2.7%増、輸入で同5.8%増となり、これらの結果、国内関係会社を含めた日本の営業収入は94,957百万円となり前年同期比2.1%増となった。

米州
米国発の航空輸出貨物は半導体製造装置等の好調な出荷により、取扱い重量が前年同期比12.5%増。輸入貨物は薄型テレビ用部材の取扱いが減少したものの、自動車関連品、デジタル家電品等の取扱いが堅調に推移し、件数で前年同期比1.2%増。米州全体の営業収入は30,865百万円となり前年同期比18.0%増となった。

欧州・アフリカ
航空輸出貨物は通信機器関連品や自動車関連品、化学品等の荷動きが好調に推移し、取扱い重量が前年同期比13.2%増となりました。また、航空輸入貨物は中・東欧向けの薄型テレビ用部材等の物量が大きく減少したが、一方で自動車関連品や電子部品等の取扱いが増加し、取扱い件数は前年同期比3.3%増となりました。これらの結果、欧州・アフリカ全体の営業収入は18,238百万円となり前年同期比18.0%増。

東アジア・オセアニア
航空輸出貨物は概ね順調に推移したものの、パソコン等の輸送が航空から海上へシフトされた影響や、夏の天候不順によるアパレル品の出荷減少もあり、航空輸出貨物の取扱い重量は、前年同期比0.7%増にとどまった。

輸入貨物は、液晶関連品に一部在庫調整が見られたものの、好調な半導体関連品の荷動きや中国を中心に航空・海上輸送、ロジスティクスを絡めた総合物流販売が功を奏し、取扱い件数は前年同期比9.9%増となり、全体の営業収入は54,957百万円となり前年同期比14.5%増。

東南アジア・中近東
輸出航空貨物では北米・日本向けにエレクトロニクス製品の活発な荷動き見られたため、取扱い重量は前年同期比で2.3%増加した。輸入貨物は、半導体製造装置等の取扱いが増加し、取扱い件数は同6.4%増で、これらの結果、東南アジア・中近東全体の営業収入は18,849百万円となり、前年同期比21.7%増となった。

今後の見通し
第4四半期の業績は、日本発輸出航空貨物で取扱い物量の減少が見られるものの、好調な海外法人などが寄与し、グループ全体としては順調に推移するものと思われ、現時点における平成19年3月期の連結業績予想は、前回公表(平成18年11月8日)の予想よりも、営業収入は約2.5%、経常利益は約18.2%、当期純利益は約16.7%、それぞれ上回るものと見込んでいる。

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