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商船三井/20年3月期第1四半期、経常利益82.3%増

2007年07月30日/決算

(株)商船三井の平成20年3月期第1四半期の連結業績は、海運市況は、ドライバルク船市況がタイトな船腹需要に支えられて大幅に上昇し、大型原油タンカー(VLCC)のスポット運賃は前年同期比並みで推移、コンテナ船の運賃修復は、欧州航路を中心に一定の成果を上げることができ、売上高4,458億円(前年同月期20.3%増)、営業利益586億円(84.8%増)、経常利益644億円(82.3%増)、純利益339億円(49.9%増)と大幅な増収増益となった。

不定期専用船事業では、ドライバルク部門について、鉄鋼原料、電力炭、木材チップ等の長期契約による安定収益を確保する一方、スポット市況は旺盛な輸送需要を反映し上昇、5月中旬にはバルチック海運指数が歴史的高値を記録した結果、上昇する船舶燃料油コストを吸収して、当第1四半期の利益は前年同期を大幅に上回った。

自動車船部門は、引き続き日本/極東出し航路の荷動きが堅調で、効率配船により三国間航路の損益が改善したことから、当第1四半期の利益は前年同期と比較し、増収増益。

油送船・LNG船部門は、原油、メタノール、LNG船の長期契約による安定収益が業績を下支え、原油船のスポット市況は前年同期レベルで底堅く推移する一方、石油製品船も好調を維持し、若干の増益と。

コンテナ船事業は、当第1四半期に行われた運賃交渉の結果、航路によりばらつきはあるが一定幅の運賃修復を実現。

特に欧州西航では2005年秋の運賃急落前の水準まで回復し、その他南北航路やアジア航路も運賃は上昇基調にあり、ほぼ全ての航路における積取り増も貢献し、当第1四半期の売上高は前年同期比大幅に増加した。

コンテナターミナル業や運送代理店等の周辺事業も各航路の活発な荷動きにより好調に推移した。

コストは、燃料油価格の上昇に加え、北米・欧州の内陸輸送コストは上昇基調が持続、運河通航料もスエズ、パナマとも上昇し、損益圧迫要因となっが、運賃改善、特に北米における空コンテナ回送費の削減努力、全航路での旺盛な荷動きに支えられ、損益は改善し、経常損益は黒字転換した。

航空貨物取扱い事業は、日本発輸出貨物の荷動き伸び悩みがあったものの、引き続きグループの営業力強化とコスト削減に努め、利益はほぼ前年同期並を確保。

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