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日本能率協会など/企業の購買・調達部門を実態調査

2007年09月06日/調査・統計

日本能率協会と(株)アジルアソシエイツは、企業の購買・調達部門の実態調査を行い、調査結果をまとめた。

それによると、経営陣の購買・調達部門への期待では、企業の業種や規模を問わず、期待が大きい項目として「利益計画達成のためのコスト削減の実行」(82%)、次いで「コンプライアンス、内部統制、グリーン調達、CSR調達等の取組みの強化」(26%)が多かった。

非製造業では「コンプライアンス、内部統制、グリーン調達、CSR調達などの取組みの強化」が33%と製造業と比較して9ポイント高かった。

好業績企業のコスト削減策では、「海外からの調達」(36%)、「集中購買の推進」(30%)、「開発上流段階でのコスト作りこみ」(25%)が上位を占めた。

また、悪化企業は「新規サプライヤの導入」(33%)、「海外からの調達」(30%)、「購入仕様の見直し」(26%)の順となった。

人材戦略では、経営陣の期待に答えられていない第一の要因として66%の企業が「ある程度方
策が抽出されているが、人員数および人員のスキルが不足しており進まない」と回答しているにも関わらず、3年前に比べて購買・調達部門の人員が「大幅に増加している」、「増加している」と企業は30%にとどまった。

好業績企業は購買・調達部門の人員数が、「大幅に増加」、「増加」している比率が合計40%と、全体集計と比べても高い比率になっており、購買・調達機能を重要視し、積極的に人員増強を行っている企業は業績が好調になっている、と指摘している。

CSR調達に対する取組みでは「積極的に推進している」(20%)、「推進している」(39%)と約6割の企業が推進。大企業では全体の7割強の企業が推進している。

調査は6-7月にかけて、国内企業の購買・調達責任者に対し、調査票を郵送配布。郵送かインターネットで調査票を回収した。回答数は353社で、配布数1655件に対する回収率は21%。回答企業の内訳は、上場企業51%、非上場49%。

問い合わせ先
(株)アジルアソシエイツ
TEL03-5545-3203
fumi_otsubo@agile-associates.com

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