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大日本印刷/用途に応じたICタグ3種類を開発

2007年09月12日/IT・機器

大日本印刷(株)は9月11日、用途ごとに必要な機能を高めた耐水強粘着ラベルタイプ、インモールドタイプ、金属用ラベルタイプの3種類のICタグを開発したと発表した。9月12日から開発者向けサンプルの発売を順次開始する。

物流用途で必要な耐水性・耐久性の向上、パソコンや金属機器など金属への貼付などに対応した。耐水強粘着ラベルタイプは、繰り返しの使用や屋外での保管が多いコンテナやパレット用に、耐水性を有し、使用中に剥離せず、多少の凹凸がある表面基材にも対応できるよう従来の仕様と比較して粘着強度を約10倍に高めた。

金属用ラベルタイプは、通信障害の生じない範囲で可能な限り材質を薄くすることにより、ロール状の加工を容易にするとともに、凹凸がある表面基材へ貼り易くした。

インモールドタイプは、ラベルタイプよりも強固な固定と堅牢性を実現するために、プラスチック樹脂にICタグを埋め込んだ。コンテナやパレットなどに、熱圧着、ビス、ストラップなどで取り付けることができる。

開発者向けサンプルの提供後、2007年内の製品化を目指す。耐久性を高めた耐水強粘着ラベルタイプとインモールドタイプは、物流コンテナ・パレットの、メーカーやレンタル業・ICタグラベルを扱うプリンタメーカーなどをターゲットに、また、金属用ラベルタイプは、冶具・型・工具等の製造現場のアイテム管理やパソコンなど金属性オフィス用品の資産管理のほか、金属への貼付が想定されるすべてのユーザーに向けて提供する。

3種類のICタグで、2008年度に、月産合計20万枚、年間売上合計2億円を見込む。

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