DCMジャパンホールディングス(株)は、傘下のホームセンター事業会社3社の物流機能をグループ統一商品などを取り扱うDCMジャパン(株)に統合し、プラットフォーム化を進めることでM&Aを中心とした拡大戦略に備える。
同社傘下である(株)カーマ、ダイキ(株)、ホーマック(株)のホームセンター3社は現在、各社で物流拠点を保有・運営しているが、統一商品比率を高める戦略に合わせる形で物流機能も一元化を進め、間接コストの削減を狙う。
出店競争が続くホームセンター業界では、多くの地域で他社との競合による”オーバーストア”状態となっていることから、DCMジャパンは既存店の標準化改装を中心としたドミナント強化戦略に重点を置くとともに、物流などのプラットフォーム機能を高めることで、M&Aによる規模拡大のメリットを高める方針。
具体的には、今後数年かけてホームセンター3社のMDシステム統合を進め、DCMジャパン社を軸とした共通在庫の仕組みを確立する。