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JAL/下期の貨物事業、機材・路線便数計画を修正

2007年10月31日/3PL・物流企業

JALは10月30日、貨物事業(JALCARGO)の2007年度下期機材・路線便数計画を一部修正すると発表した。2007年度末までに、ボーイング747在来型貨物機(747F)を当初計画対比で2機前倒し退役させるとともに、ボーイング747-400型貨物機(744F)の機材稼動を向上させ、安定的・継続的な供給を図り、収益性の向上を図る。

中期経営計画の中で、2009年度末までに747Fを退役させ、744Fやボーイング767型貨物機(767F)に順次置き換えていくこととしている。2007年度は747Fを5機退役させる計画としていたが、燃油価格が高止まりする中、更なる収支改善のため、2008年3月末までに2機追加退役させることとした。

退役促進とともに、744Fの稼動向上のため、これまで2地点寄航(コ・ターミナル運航)していた太平洋線を原則として単純往復化、特に西海岸路線は往復直行便とした。これにより、これまで1機で太平洋線を週間3往復させていた機材稼動を、週間4往復に引き上げることが可能となり、747Fの退役を前倒ししても、全体の運航便数は週間77便から75便へと、ほぼ現状を維持できるという。

また、新たに767Fを投入して7月から天津、青島、ジャカルタへの乗り入れを開始、10月末からはホーチミンシティへの運航を開始する。今後もアジア・中国を中心に航空貨物輸送の需要は拡大すると見込まれる中、JALCARGOは大型機・中型機・旅客便ベリースペースのベストミックスで供給体制を柔軟に変更し、物流ニーズに対応して収益性の向上を図る。

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