(株)近鉄エクスプレスが、グループ事業の再編に着手する。地域運送会社の集約を実施するほか、人材派遣事業とターミナル運営事業を統合し、グループの経営効率を高める狙い。
同社は11月9日、連結子会社の(株)近鉄コスモスと(株)近鉄アルマックスの合併を決めた。一般労働者派遣事業を手掛ける近鉄コスモスと、保有するターミナルの施設管理を主な事業とする近鉄アルマックスを合併させることで、経営効率化と外部販売比率の向上を目指す。
合併方式は近鉄コスモスを存続会社、近鉄アルマックスを消滅会社とする吸収合併方式で、2008年1月1日付で合併する。
また同日、(株)近鉄ロジスティクス・システムズ、(株)近鉄エクスプレス北海道、(株)近鉄エクスプレス九州、(株)近鉄エコロジスティクスを合併させ、(新)近鉄ロジスティクスとして、グループシナジーの発揮を促進する。
近鉄ロジスティクス・システムズ、近鉄エクスプレス北海道、近鉄エクスプレス九州の3社は、国内航空を利用するフォワーディング事業、貨物自動車運送事業を手掛けており、同種事業を営む3社を統合することで経営効率化を追求、グループシナジーの発揮を促す。
併せて「この際近鉄ロジスティクス・システムズの100%子会社である近鉄エコロジスティクスを統合する」としている。合併期日は2008年3月1日で、近鉄ロジスティクス・システムズを存続会社とする吸収合併方式をとる。