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JR貨物リサーチセンター調べ/鉄道貨物輸送4月分、暫定税率影響し臨時列車306本

2008年06月12日/調査・統計

JR貨物リサーチセンターは6月11日、4月分の経済と物流の動向をまとめた。
4月は、東北地方を中心とした強風による輸送障害が発生し、高速貨58本、専貨8本が運休となった。荷動きは、上旬に輸送障害の影響がありやや低調に推移したものの、下旬に入りゴールデンウィーク前の需要が強勢となった。
品目別にみると、コンテナ貨物は、農産品・青果物、積合せ貨物などが前年を下回ったものの、自動車部品、化学薬品、エコ関連物資などが前年を上回り、全体では前年比1.4%増となった。農産品・青果物は政府米が減送となったほか、九州地区の野菜類の出荷が振るわなかった。一方、エコ関連物資は焼却灰などの輸送開始により増送となった。
車扱貨物はセメント・石灰石などが前年を上回ったものの、コンテナ化を進めた化学薬品などが前年を下回り、全体では前年比1.3%減となった。セメント・石灰石は定期修理の時期変更などにより、大きく増送となった。
石油は、暫定税率の期限切れ、復活に伴う石油元売各社からの緊急輸送の要請を受けて、上旬に183本、下旬に123本の臨時列車を運転したため、揮発油・軽油が増送となった。しかし、燃料転換の進展により、引き続き重油・灯油が減送となった。
JR貨物全体では、前年比0.5%増となった。

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