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JR貨物リサーチセンター調べ/鉄道貨物輸送3月分、石油減送響き4.3%減

2008年05月27日/調査・統計

JR貨物リサーチセンターが5月26日、3月分の経済と物流の動向をまとめた。
鉄道貨物輸送では、3月中旬に湖西線で強風による輸送障害が発生し、高速貨2本の運休があったものの、月全体を通して大きな輸送障害はなく、安定した輸送状況で推移した。
荷動きは、3月下旬に年度末需要の盛り上がりがあったものの、平日稼働日が少なかったほか、暫定税率の期限切れを見越して石油の出荷が大きく落ち込み、全般的には低調だった。
品目別に見ると、コンテナ貨物は自動車部品、農産品・青果物、紙・パルプなどが前年を上回った。食料工業品、価額工業品、化学薬品などは前年を下回り、全体では前年比0.3%減となった。
農産品・青果物は北海道のたまねぎ、馬鈴薯の出荷が強勢だった。食料工業品は、ビールの価格改定後の出荷調整などで減送となった。
車扱貨物は、石灰石が前年を上回ったものの、石油、セメントなどが前年を下回り、全体では11.2%減少。特に、石油は暫定税率の期限切れを見越した買い控えにより、揮発油・軽油を中心に、下旬に入って大きく減送となった。
JR貨物全体では、前年比4.3%減となった。

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