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JR貨物リサーチセンター調べ/07年12月、コンテナ貨物は政府米減送で低調

2008年03月10日/調査・統計

JR貨物リサーチセンターがまとめた「経済と物流の動向」によると、2007年12月のJR貨物は、中旬に函館線苗穂駅-桑園駅間で防護無線誤作動による輸送障害が発生し、高速貨16本が運休したものの、月全体を通しては大きな輸送障害がなく、比較的安定した輸送状況で推移した。
荷動きは、同月中旬以降、年末需要が旺盛となり強勢な出荷となったが、上旬の需要に盛り上がりが欠けたほか、営業日が少なかったこともあり、全般的には低調に推移した。
コンテナ貨物では、堅調な出荷が続く自動車部品が前年を上回ったものの、政府備蓄米の積み増しにより、出荷が抑制された政府米が大きく減送となった農産品・青果物のほか、生産設備不調により減送となった紙・パルプなどが前年を大きく下回り、全体では前年比1.7%減。
車扱貨物は重油の減送のほか、暖冬及び原油価格の高止まりに伴う買い控えの影響を受けた石油が前年を大きく下回った。また、住宅着工件数の減少などの影響を受けたセメントが減送となり、全体では前年比13.5%減となった。

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