LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

三菱倉庫/物流関連は全体的に低調、当期利益36.7%減

2008年08月01日/3PL・物流企業

三菱倉庫の2009年3月期第1四半期決算は、売上高424億1600万円(前年同期比1.8%減)、営業利益36億8300万円(11.9%増)、経常利益43億9700万円(10.3%増)、当期利益23億3300万円(36.7%減)となった。

部門別の概況では、物流事業で大阪・桜島医薬品配送センター、愛知県・飛島配送センターの新倉庫の稼働開始、ニューデリー拠点開設など内外で拠点の新設・稼働開始に注力。商品別の動向では、医薬品の取扱量が増加した一方で飲料などが減少した。このため、倉庫事業の売上高は64億9900万円(1.9%減)、陸上運送事業は64億7200万円(2.2%減)となった。

港湾運送事業は、コンテナ貨物の取扱量が減少した影響で売上高は53億4500万円(0.5%減)と横ばいで推移、国際運送取扱事業は、航空貨物の取扱量が減少したこと、円高の影響などで、売上高は118億5900万円(8.4%減)に終わった。

これらの要因で、物流事業全体の売上高は329億71万円(4.2%減)、営業費用は313億3600万円(4.9%減)となった、このほか、貨物取扱量の減少で作業運送委託費が減少し、倉庫用施設(建物本体)の減価償却費の減少などで営業原価が減少。また販売費・一般管理費の減少にも務めた結果利益は向上。営業利益は16億3400万円(10.7%増)と改善した。

主力事業の不動産事業では、東京地区などでの新規テナント入居効果などで、売上高は2の78億800万円(2.9%増)。設計施工事業も受注増で増収を確保。不動産事業全体の売上高は97億8300万円(8.0%増)となった。営業費用は、減価償却費が減少したものの、受注増で設計・建設費用が膨らんだため、67億8900万円(7.9%増)となった。これを新規入居効果と受注増でカバーし、営業利益は29億9300万円(8.4%増)となった。

通期の見通しでは、売上高1700億円、営業利益123億円、経常利益136億円、当期利益76億円をそれぞれ見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース