LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

富士物流/密機器関連受注、当期利益36.1%増

2008年10月30日/決算

富士物流が10月29日に発表した2009年3月期中間決算によると、売上高は206億円(前年同期比2.5%増)、営業利益は4億7500万円(14.7%増)、経常利益は4億4700万円(12.9%増)、当期利益は1億7600万円(36.1%増)と増収増益となった。

売上高を部門別にみると、一般顧客向けの売上高は103億800万円(0.6%減)で、精密機器関連の大口3PLを新たに受注した。また、外装建材のサンプル品の3PLやATMの取扱高が増加した。しかし、工業用ミシンとチップマウンター、エレベータ関連の取扱高や半導体用検査機器の取扱高は減少した。このため、全体の売上では横ばいとなった。

また、富士電機グループ向けの売上高は102億9100万円(5.9%増)で、前期に出荷の端境期で低調だった発電変電プラントの取扱高が復調した。また、磁気記録媒体と感光体、インバータなどの制御機器の取扱高は堅調に推移したものの、自動販売機関連は低調に推移した。

一方、営業利益については、首都圏の営業拠点の集約に伴う倉庫賃借料などの圧縮や、トヨタ生産方式(TPS)を基本とした業務効率化が寄与し、4.7%増。

経常利益は、営業利益の増加に伴って12.9%増となり、当期利益については、前年同期に比べ特別損失の計上が減少したことに加えて営業利益が増加したことで、36.1%増。

なお、4月25日に発表した通期予想の修正を行い、修正後の通期の売上高は425億円(前回予想比5.6%減)、営業利益は10億5000万円(25.0%減)、経常利益は10億円(25.9%減)、当期利益は4億9000万円(24.6%減)となり、全体的に下方修正した。

修正理由は、通期については第2四半期以降の貨物量の減少が予想されるためで、売上高の減少に伴い、営業利益、経常利益、当期利益も前回予想を下回る。

関連記事

決算に関する最新ニュース

最新ニュース