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名糖運輸/固定費削減効果で大幅増益

2008年08月11日/決算

名糖運輸の2009年3月期第1四半期決算は、売上高127億2700万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は3億2000万円(32.7%増)、経常利益3億3900万円(28.4%増)、当期利益1億6000万円(41.5%増)と、大幅な増益となった。

部門別の概況では、トランスメイト、ジャパンフーズ物流などと行っている貨物運送事業が、売上高104億2100万円(1.6%増)、営業利益3億2200万円(6.5%増、配賦不能営業費用控除前)と微増。燃料費高騰などの影響を受けた。

物流センター管理事業では、量販店関連の収益が回復途上にあり、売上高は22億1600万円(0.6%減)と横ばいだったものの、利益面は改善し営業利益は2億4500万円(13.0%増)と伸長した。

利益面では、外注委託費や人材派遣の諸費用など、固定費を削減したことが大幅な増益につながった。

同社は全車両へのドライブレコーダー設置、首都圏の配送一元化などを実施。食関連に止まらず安全・安心の体制構築とブランド力の向上に努め、今後は「チルド・フローズン・ドライ」の3温度体制を堅持しつつ、2009年1月の高槻市で稼働する新倉庫を活用し関西地区の業務効率化に務める。

また物流情報システムの再構築と業務プロセス改善などの取り組みで、収益力の強化に努め、通期の業績見通しは売上高520億円、営業利益7億3000万円、経常利益8億円、当期利益4億円を見込んでいる。

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