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佐渡汽船/利用客減少で増収減益

2008年08月22日/決算

佐渡汽船の2008年6月の中間決算は、売上高41億4800万円(前年同期比6.0%増)、営業損失は6億8800万円、経常損失は7億8100万円、当期損失は3億9700万円となった。

赤字の主要因は燃料費高騰の影響を受けたマイカー客の利用減少で、顧客減少を食い止めるため6月から週末限定割引を導入するなどしたが及ばなかった。

事業分野別の概況では、海運業の売上高は35億6756万円(1.0%減)、営業損失は6億6992万円(27.4%増)。旅客輸送人員は73万7617人(4.8%減)、自動車航送台数は9万7737台(7.5%減)、貨物輸送トン数は6万2024トン(2.4%減)といずれも減少。佐渡観光の不振で観光客の減少を食い止められなかったこと、マイカー客が見込みより減少したことなどが響いた

通期の見通しは、新潟県中越沖地震の影響から徐々に回復し、旅客輸送人員は前年度並みへの回復を見込む。反面、車両航送換算台数、貨物輸送トン数は前年度を下回る見込みだが、新潟航路のジェットフォイル、寺泊航路の高速船「あいびす」の輸送人員増加と燃料油高騰に対応する燃油サーチャージの導入効果で売上高は前年度を上回ると見通す。。

利益面では、燃料費高騰や人件費増で営業利益、経常利益とも前期時点の通期見通しを下回ると予想。余剰船舶の売却による増収効果もあるが、通期の業績予測は売上高100億5226万円、営業利益5007万円、経常損失1億2046万円、当期利益は2億4035万円を見込む。

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