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東陽倉庫/消費物資、航空貨物など伸び悩み減益、営業利益48%減

2008年11月12日/決算

東陽倉庫が11月11日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は111億3500万円(前期比1.7%増)、営業利益2億9900万円(48.5%減)、経常利益3億1600万円(45.3%減)、当期利益1億8800万円(44.2%減)と大幅減益となった。

事業別の概況は、物流事業の倉庫部門で貨物回転率が高水準を維持。取扱高116万9000トン(5.7%増)となったが、企業の生産調整などで保管貨物期中平均月末残高は14万5000トン(2.5%減)となり、売上高は22億5300万円(1.4%減)と微減となった。港湾運送部門は自動車部品・完成自動車を中心に、中国・東南アジア向けの輸出貨物の取扱いが増加。港湾貨物総取扱高は133万4000トン(5.8%増)、売上高は19億4700万円(5.6%増)となった。

陸運部門は、消費物資の取扱いが伸び悩んだものの新規貨物獲得で、貨物取扱高は111万トン(4.4%増)、売上高は46億5300万円(3.3%増)と好調。その他、物流管理業務は堅調に推移したが、原油高の影響で航空貨物の取扱いが減少。売上高は15億3900万円(1.6%減)に終わり、物流事業全体では売上高103億9400万円(1.9%増)、営業利益3億2100万円(39.9%減)と大幅減益となった。

不動産事業は一部賃貸物件を物流施設に変更したこと、駐車場等の稼動が低調だったことなどで売上高は7億4000万円(0.6%減)、営業利益は3億1100万円(18.6%減)と低迷した。

通期は市川倉庫など新規施設の経費、減価償却費の計上などでなお減益が続く見込み。このため通期の決算予測値を修正しており、修正後の売上高は222億円(2.2%減)、営業利益6億5000万円(27.8%減)、経常利益6億6000万円(26.7%減)、当期利益3億9000万円(22.0%減)と減益のほか減収も見込んでいる。

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