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イヌイ建物/不動産事業が健闘、売上高19.4%増

2009年01月14日/決算

イヌイ建物が1月14日に発表した2008年11月期決算によると、売上高は177億9300万円(前年同期比19.4%増)、営業利益48億1300万円(86.6%増)、経常利益47億円(84.4%増)、当期利益8億700万円(41.7%減)の増収増益となった。増収は持分法適用会社の堂島インベストメントの不動産の信託受益権売却に伴う損益分配などの効果もあった。

同期の部門別の概況は、主力の物流事業(売上高シェア35.2%、事業利益シェア1.9%)で、倉庫部門は横這いで推移したが、引越部門が受注減となったため売上高は62億5900万円(2.7%減)、営業利益1億900万円(70.8%減)。不動産事業(売上高シェア44.5%、事業利益シェア96.4%)は、堂島インベストメントの不動産の信託受益権売却に伴う損益分配効果もあり、売上高は79億1800万円(63.3%増)、営業利益は56億900万円(103.7%増)となった。

レジャー事業(売上高シェア5.3%、事業利益シェア0.1%)の売上高は9億4100万円(7.2%減)、営業利益600万円(91.7%減)と大幅減益を記録。システム開発関連事業(売上高シェア15.0%、事業利益シェア1.6%)の売上高は26億7400万円(2.5%増)、営業利益9500万円の横這いとなった。

来期の見通しは、物流事業で引越業など既存事業を従来通り推進し、今春竣工予定の神戸みなと倉庫の稼働率向上に重点的に取り組む。不動産事業は保有施設の長期的施策に沿って設備の向上を行い、資産価値の増大を図る。

来期の業績予測は売上高240億円、営業利益22億円、経常利益20億円、当期利益11億円を見込んでいる。

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