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伏木海陸運送/ウッドチップやロシア向け自動車輸出堅調で増収増益に

2009年02月10日/決算

伏木海陸運送が2月9日発表した2009年6月期第2四半期連結業績(累計)によると、売上高61億2600万円(前年同期比3.3%増)、営業利益5億5100万円(7.2%増)、経常利益5億3800万円(6.3%増)、当期利益3億4600万円(25.2%増)の増収増益となった。

前期に引き続きウッドチップやロシア向け自動車輸出取り扱い量が堅調に推移し、主力事業の港湾貨物の取扱い量は472万9000トン(3.8%増)となったことなどが増収の要因。また、効率の良い港運貨物の取扱いが堅調だったことから営業利益も増加した。

事業別にみると、海運事業の売上高は36億4400万円(3.1%増)、営業利益は7億2200万円。取扱い数量は260万6000トンで前期比1万1000トン(0.4%減)の微減だった。主な輸移入貨物は、ウッドチップ、石炭、コンテナ貨物、オイルコークスなどで、輸移出貨物は、韓国、中国、東南アジア向けコンテナ貨物とロシア向け自動車・雑貨とシクラップ、パルプなど。

通運事業の売上高は、大手製紙工場が2008年9月末で工場閉鎖となり、JRコンテナの取扱いが減少したため、2億3300万円(18.1%減)、営業損失5500万円を計上した。取扱い量は3万8000トンで前期比36.1%の減少だった。主な取扱い貨物は、紙、パルプ、コンテナ貨物など。

倉庫業の売上高は1億6800万円(2.5%増)、営業利益は2100万円で、取扱い数量は31万3000トン(0.6%減)。主な保管貨物は、オイルコークス・ダストや巻取り紙、製材・集成材、化学薬品など。

貨物自動車運送業の売上高は、ウッドチップやアルミニウム・インゴット、クローム鉱石、スクラップなどの輸送増によって、14億8300万円(7.7増)、営業利益は1100万円だった。取り扱い量は、177万1000トン(13.3%増)。主な輸送貨物は、ウッドチップや国際海上コンテナ貨物、炭材、アルミニウム・インゴット、工業塩など。

ローリー輸送事業の売上高は、原油高騰によって輸送量が減少し、3億9500万円(1.3%減)。営業損失400万円を計上した。そのほか、不動産貸付業の売上高は2000万円で、営業損失はゼロ。その他事業の売上高は、7億円(1.0%減)、営業利益1000万円だった。

通期の業績予想に修正はなく、売上高110億円、営業利益6億3000万円、経常利益6億円、当期利益2億4000万円を見込んでいる。

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