伏木海陸運送が5月11日に発表した2009年6月期第3四半期決算によると、売上高は80億4700万円（前年同期比8.1％減）、営業利益3億1000万円（58.1％減）、経常利益2億4400万円（65.3％減）、当期利益1億4900万円（56.8％減）の減収減益となった。
事業別の概況は、港運事業の売上高は､46億5600万円と10.6％減。営業利益は5億6800万円となった。取扱量は337万2000トンと12.5％減。主な輸移入貨物は、ウッドチップ、石炭、コンテナ貨物、オイルコークスなど。輸移出貨物は、韓国、中国、東南アジア向けコンテナ貨物とロシア向け自動車・雑貨、スクラップ、パルプなどだった。
通運事業の売上高は、昨年9月末で大手製紙工場が閉鎖した影響でJRコンテナの取扱が大きく減少し、2億8600万円と38.3％減、営業損失8500万円となった。取扱量は4万2000トンで55.3％減。主な取扱貨物は、紙、パルプ、コンテナ貨物などだった。
倉庫業の売上高は、2億5500万円と6.0％増。営業利益は3200万円だった。取扱量は43万8000トンで9.4％減。主な保管貨物は、オイルコークス・ダスト、巻取紙、製材・集成材などの輸出入品。
貨物自動車運送業の売上高はウッドチップ、石炭の輸送減により、18億4400万円と0.1％増の横ばい。営業利益は700万円。取扱量は、237万3000トンで0.9％減となった。主な輸送貨物は、ウッドチップ、国際海上コンテナ貨物、炭材など。
ローリー運送事業の売上高は6億300万円で4.7％増となったが、営業損失は2800万円となった。
来期は売上高110億円（6.9％減）、営業利益6億3000万円（40.1％減）、経常利益6億円（25.3％減）、当期利益2億4000万円（26.8％減）の見通し。
