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コマーシャル・アールイー/不動産市況低迷で赤字転落、当期損失71億700万円

2009年02月17日/決算

コマーシャル・アールイーが2月13日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は403億8900万円(前年同期比39.4%増)、営業損失31億5200万円(前期は8億2100万円の営業利益)、経常損失35億5900万円(2億7800万円の経常利益)、当期損失71億700万円(1億8300万円の当期損失)の赤字決算となった。

事業別の概況はPM事業が189億9000万円(52.0%増)。8月に天幸総建が前期より連結対象に加わったことで売上規模が伸長した。一方、販管費の大幅増で営業利益は大幅減となり、営業損失は1億4100万円(2億1300万円の営業利益)となった。

今後は、事業系案件は比較的市況に左右されにくい物流系に特化。市況や融資環境を睨みながら優良案件を選別して開発する。住居系はPM事業、天幸総建との連携で収益の安定化を図る。

また、1月19日-30日の期間中に募集した希望退職者募集には150名の募集に対し、102名が応募。3月15日までに割増退職金を給付し、順次退職させる。この措置で今後、年間5億6400万円の人件費削減を見込む。

通期の業績予測は不動産市況の低迷と資金繰りの悪化、今後売却を見込んでいる棚卸資産の価格変更などで業績予測を修正した。修正後の売上高は570億円(11月時点の予測より14.7%減)、営業損失33億2000万円(当初11億8000万円の営業利益を予測)、経常損失39億1000万円(5億2000万円の経常利益)、当期損失81億5000万円円(18億8000万円の当期損失)と引き続き赤字決算の見通し。

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