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富士物流/3月期の売上高5.2%減、当期利益62%減

2009年04月27日/決算

富士物流が4月27日に発表した2009年3月期決算によると、通期の業績は売上高341億9300万円(前年同期比5.2%減)、営業利益5億円(54.1%減)、経常利益5億1400万円(53.1%減)、当期利益1億6400万円(62.0%減)となった。

事業別の概況では、国内物流事業が一般顧客向け精密機器関連の大口3PLや理美容商社、ATM関連の業務を受注。化粧品通販関連の取扱高も増加したが、工業用ミシン、チップマウンター、エレベータ関連の取扱高や半導体用検査機器などの既存顧客の荷動き全般が大幅に落ち込んだ。

富士電機グループ向けは、前年度に出荷の端境期のため低調だった発電変電プラントの取扱高が復調し、環境ビジネス事業は受注増となった。売上高は305億1700万円と6.7%減、営業利益は4億9700万円と48.4%減だった。

海外物流事業などその他事業は、急速な景気後退により、特に10月からの下期で荷動き全般が急激に低下。

一般顧客向けは、海外での半導体関連、工業用ミシンなどの取扱高が低調で、富士電機グループ向けでは前年度の出荷の端境期のため低調だった発電変電プラントの取扱高は復調したが、磁気記録媒体、半導体、インバータなどは低調に推移。売上高は82億3200万円と10.2%減、営業利益は77.9%減と大幅減益となった。

次期はTPSによる業務効率化、輸配送体制見直しなどで収益体質を強化するが、売上高は313億円(8.5%減)、営業利益5億円(増減なし)、経常利益4億5000万円(12.5%減)、当期利益1億8000万円(9.7%増)の見通し。

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