日立製作所は5月26日、3月16日に発表したオートモーティブシステムグループ、コンシューマ事業グループの分割内容を発表した。
まずオートモーティブシステムグループは、7月1日付で新設分割して分社独立する「日立オートモーティブシステムズ」（茨城県ひたちなか市）に事業を承継する。
新会社は生産拠点の整理・統合や人員規模の見直しなどによる事業の効率化を行い、自動車技術とエレクトロニクス技術との融合を推進。環境・安全対応自動車関連システムなど注力事業への経営資源の集中を軸とする構造改革を推進する。
薄型テレビ・業務用液晶プロジェクターなどを製造するコンシューマ事業グループは、同様に7月1日に設立する新会社「日立コンシューマエレクトロニクス」（東京都千代田区）として分社化される。家電品の外部調達・販売・サービスなどは日立グループ会社が担当し、連携を強化させ製品の機動的な提供を目指す。さらに営業主導型事業運営体制への転換を図り、業務用液晶プロジェクターなどのB2B事業を強化する。
