豊田通商と、豊田通商アメリカ(米ケンタッキー州)、山陽化工(東京都)は5月28日、ことし2月に米インディアナ州で合成樹脂コンパウンド事業会社「プレミアムコンポジットテクノロジーノースアメリカ」を設立。6月に工場を着工すると発表した。新工場は2010年4月に完成、稼動を開始する予定。
今回の合弁会社と工場設立の目的は、米国に進出した日系企業の高機能プラスチックの現地需要拡大に対応するため。山陽化工は、プラスチックの着色加工などコンパウンド事業で50年の業歴を持ち、アジアに8か所の関連工場を展開している。合弁会社は山陽化工の技術とノウハウ、豊田通商のネットワーク合致させることで、川上から川下へのバリューチェーンの構築を目指す。
合弁会社の概要
社名:プレミアムコンポジットテクノロジーノースアメリカ(Premium Composite Technology North AmericaInc.)
代表:高橋一志氏(豊田通商アメリカより出向)
所在地:米インディアナ州フランクリン市
設立年月日:2月23日
主要事業内容:合成樹脂の着色並びにコンパウンド製品等の受託加工、製造と販売
資本金:7500万ドル(邦貨換算約7億5000万円)
出資比率:豊田通商50%、豊田通商アメリカ30%、山陽化工20%
従業員数:約20名