澁谷工業は7月7日、ファブリカトヤマの普通株式を公開買付けにより取得すると発表した。
同社グループは、パッケージングプラント事業とメカトロシステム事業が主要事業。パッケージングプラント事業は、連結売上高の約75%を占める。
経営環境の変化に弾力的に対応しながら、企業価値の向上を達成するために、既存事業の拡充、新製品の開発、海外市場への展開、M&Aなどを積極的に実施する考えだ。数年内にはグループの連結売上高1000億円の達成を目指している。
ことし3月ごろから同社は、今後の成長の可能性として、包装機械事業という共通の事業分野を持つファビリカトヤマとの間で、資本関係を築くことによる、シナジーについて検討を開始。協議を重ねていた。
ファビリカトヤマは同日、公開買付けに賛同の意見を表明している。