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TCM/マテハン機器など売上伸びず売上高約60%減

2009年07月24日/決算

TCMが7月24日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は147億3400万円(前年同期比58.9%減)、営業損失10億6600万円(前期は6億1100万円の営業利益)、経常損失10億6900万円(5億9800万円の経常利益)、当期損失12億5000万円(1億4000万円の当期利益)となった。

事業別の概況は、物流関連機器を含むその他分野で、国内を中心とした中古車事業、コンベア等のマテハン機器の売上やサービス収益が伸びず、売上高は9億1900万円(37.7%減)に留まった。営業利益も5300万円(63.2%減)と減少した。

特機車両では、案件はあるものの受注までの期間が長期化。同期は、港湾関連製品のトランスファークレーン、造船所向けの走行台車、工場向けの無人搬送台車等が売上につながったが、売上高は16億6200万円(5.3%減)だった。利益面では積極的なサービス活動に取組んだ結果、営業利益1億4100万円(464%増)と躍進した。

このほか産業車両では、海外向けバッテリー式フォークリフトの機種拡大や3次排出ガス規制への対応など開発に注力したものの、世界のほぼ全地域で中・小型フォークリフトの需要は激減し、国内外のグループ生産工場では生産調整を余儀なくされた。売上高は86億4800万円(54.6%)と半減。利益面は、国内販売子会社の部品・サービス収益が多少貢献したものの、量的減少に伴う操業低下が影響し、営業損失7億8800万円(前期は営業利益5億5200万円)となった。

建設車両も、欧州向けを中心としたホイールローダの大幅な需要減で、工場に大きな操業ロスが発生。売上高は35億500万円(74.2%減)、営業損失4億7200万円(1億1000万円の営業損失)となった。

通期はフォークリフトの需要回復が見込めないこと、海外需要も回復が期待できないこと、ホイールローダの売上減などから業績予測を修正。売上高881億円(29.3%減)、営業利益3億9000万円、経常利益は計上せず、当期損失14億8000万円を見込んでいる。

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