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川崎近海汽船/在庫調整が近海定期船部門など直撃し、売上高32.6%減

2009年07月31日/3PL・物流企業

川崎近海汽船が7月30日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は82億1300万円(前年同期比32.6%減)、営業損失4000万円(前期は9億8300万円の営業利益)、経常損失5300万円(9億7300万円の経常利益)、当期損失900万円(5億6400万円の当期利益)となった。

近海不定期船部門では市況低迷に伴い、輸送量、運賃率ともに大きく低下。また近海定期船部門でも鋼材、雑貨、木材製品などで顧客の在庫調整が進んだだめ、貨物量が大幅に減少。連結売上高は26億7500万円と50.7%減となった。

内航不定期船部門では、国内外需要の低迷で粗鋼生産量が減少し、鉄鋼、セメントメーカー向け石灰石専用船を除く小型貨物船の輸送量が減少した。内航定期船部門では、製紙メーカー向け紙輸送専用船は安定した輸送量を確保したが、国内景気低迷の影響を受け一般雑貨輸送の輸送量は減少。連結売上高は35億8800万円、24.1%減だった。

フェリー部門では、八戸/苫小牧航路での積極的な集客活動のため、輸送量はトラック・旅客・乗用車ともに増加。連結売上高は19億2900万円、4.4%の減収となった。

通期は売上高350億円(27.2%減)、営業利益10億円(81.5%減)、経常利益8億円(84.3%減)、当期利益4億円(85.9%減)を見込んでいる。

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