LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

兵機海運/中国船舶との価格競争で売上高36.5%減、営業損失3400万円

2009年08月05日/3PL・物流企業

兵機海運が8月5日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は25億3100万円(前年同期比36.5%減)、営業損失3400万円(前期は1億2200万円の営業利益)、経常損失4300万円(1億1100万円の経常利益)、当期損失6600万円(6500万円の当期利益)となった。

事業別の概況は、アジアが主要マーケットの外航事業で中国船などとの運賃価格競争に抗えずに、採算ベースに乗る集荷営業の限界に直面し取扱量が減少。6200万円の営業損失(前期は営業利益5800万円)を計上した。

内航事業も主要取引先の鉄鋼メーカーの減産体制が続き、輸送需要の落ち込みから船腹過剰状態が発生。運賃が弱含みに推移したが、原価圧縮の成果もあり1400万円の営業利益(前期比65.0%減)を計上した。

港運事業は、景気減速による取扱量の減少が見られたが2700万円の営業利益(0.8%減)を計上、取扱品目が多岐にわたるため底堅く推移した。

倉庫事業では、地代など原価を吸収しきれず1400万円の営業損失(営業損失500万円)を計上した。

通期は売上高125億円(12.4%減)、営業利益2億6000万円(128.5%増)、経常利益1億5000万円(488.7%増)、当期利益9000万円を見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース