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川崎汽船/売上4割減、営業損失528億円

2010年01月29日/3PL・物流企業

川崎汽船が1月29日に発表した2010年3月期第3四半期業績によると、売上高は6129億6200万円(前年同期比41.8%減)、営業損失528億6200万円(前期は896億6700万円の営業利益)、経常損失645億700万円(817億7800万円の経常利益)、当期損失619億8600万円(406億6900万円の当期利益)となった。

海運業の売上高は1862億5100万円、営業損失は124億2200万円だった。コンテナ船部門は減収減益。アジア出し北米向け積み高は1%減少し、北米出しアジア向け積み高は57%増加、全体の積み高は16%増加した。欧州航路全体の積み高は9%減少した。うち西航は23%減で、東航は22%増加だった。

不定期専用船部門は減収減益。ドライバルク輸送では、効率的配送による運航コスト削減に努めた結果、減収増益となった。自動車船では、完成車積み取高はおおよそ3割減少。ドライバルク輸送は減収減益だった。

エネルギー資源輸送部門は減収減益だった。液化天然ガス輸送船は減収減益。油槽船では、中小型原油船や石油製品船の運賃市況低迷によって減収減益となった。

重量物船部門は、中軽量級の貨物を巡って船社間の競争が激化した結果、減収減益だった。

物流・港運事業の売上高は211億1600万円、営業利益は14億7400万円。総合物流門では、航空貨物取扱事業が堅調に推移し、国内外のコンテナ陸送取り扱い事業は軟調に推移し、減収減益となった。

通期の業績予想は、売上高8300億円、営業損失580億円、経常損失710億円、当期損失700億円の見通し。

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