LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

川西倉庫/輸出貨物減少で営業損失3100万円

2009年11月11日/3PL・物流企業

川西倉庫が11月11日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は102億5300万円(前年同期比9.7%減)、営業損失3100万円(前期は1億2400万円の営業利益)、経常損失1900万円(1億3500万円の経常利益)、当期損失2700万円(6900万円の当期利益)となった。

第2四半期は倉庫業務、貨物運送取扱業務、国際複合一貫輸送業務取扱量が低調に推移し、港湾運送業務の船内荷役取扱量も大幅に減少した。このため神戸港で港湾運送荷役業務を行っている連結子会社の業績も悪化した。

総合物流業のうち、倉庫業の普通倉庫業務は、コーヒー豆の入庫高は前期を上回ったが、食料品、雑豆その他主要貨物の入庫高は低調に推移。出庫高も前期を下回り、入庫高が出庫高を上回る傾向が続いたため保管高、保管残高は前期を上回った。

冷蔵倉庫業務は、前期をさらに下回る入庫高となり、出庫高が入庫高を上回ったため、保管高、保管残高とも前期を下回ったため、売上高は38億3900万円(5.9%減)となった。

港湾運送業務は、引続き北米への輸出船積業務や船内荷役業務取扱いが低下し、前期を大幅に下回った。輸入貨物の取扱いが低迷し、荷捌き業務も前期を下回るなどしたため、売上高は10億300万円(18.7%減)と減少した。

貨物運送取扱業務は、普通貨物と冷蔵貨物の取扱いが減少し、コンテナ運送やトラック運送、小口配送業務も低迷。売上高は28億8000万円(11.6%減)となった。

その他の物流業では、国際業務は国際複合一貫輸送業務で取扱い貨物総量が低下したほか、海上運賃などの下落が生じ、輸出入業務とも前期を下回った。また、海外連結子会社でも業務取扱が減少し減収となった。

流通加工業務は、食品関連業務やコーヒー豆や輸入豆類の選別作業が前期を下回り、手続業務は今年1月に通関業の許可を受けたため、通関業収入が増加し手続収入は前期を上回った。売上高は24億7800万円(9.3%減)だった。

その他の事業は、パレットやコンテナ販売が前期並みに推移したため、売上高は5000万円(7.3%増)となった。

通期は売上高220億円(増減なし)、営業利益8000万円(12.5%増)、経常利益1億円(15.9%増)、当期利益1000万円(37.7%減)を見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース