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UPS/第3四半期は3部門で売上減、営業利益43%減

2009年10月26日/国際

UPSが10月22日に発表した2009年第3四半期の業績によると、売上高は111億5000万ドル(前年同期比15.0%減)、営業利益は9億2900万ドル(43.1%減)となった。

1日平均取り扱い量は1426万個(4.0%減)、営業利益率は4.1ポイント低下し8.3%となった。希薄化後1株当たり利益は0.55ドル。貨物1個当たりの平均売上高は11.3%減となった。コスト削減や生産性向上により成果はあったものの、取扱量の減少や商品嗜好の変化による影響を完全には相殺できず営業利益は減益となった。

米国国内の小口貨物部門の売上高は68億7000万ドル(12.4%減)、営業利益は5億1400万ドル(54.2%減)、営業利益率は6.7ポイント低下し7.5%、1日平均取扱い量は1230万個(4.7%減)だった。翌日配達の航空輸送サービス「Next Day Air」の取扱量は2.4%増加したが、陸上輸送サービスは6.2%減となった。燃料サーチャージの低下と貨物の軽量化傾向により、1個当たりの売上高は9.1%減で推移。

国際小口貨物部門の売上高は24億2000万ドル(18.0%減)、営業利益は3億1300万ドル(19.0%減)、営業利益率は0.2ポイント低下し12.9%、1日平均取り扱い量は197万個(3.6%増)。1個当たりの売上高は21%減少した。

サプライチェーン・フレート部門の売上高は18億6000万ドル(19.9%減)、営業利益は1億200万ドル(21.0%減)、営業利益率は0.1ポイント低下し5.5%だった。

現在UPSは14億ドルのコスト削減策を講じており、設備投資も当初予算から5億ドル削減して17億ドルにする。今後は第3四半期からの堅調な売上が持続するものと見ており、第4四半期の希薄化後1株当たり利益は0.58ドルから0.65ドルの範囲と予想している。

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