コカ・コーラウエストが10月28日に発表した2009年12月期第3四半期決算によると、生産性の向上のため販売・物流拠点再編を構想し、統廃合の方向性を決めたが、その対象拠点の固定資産で60億9200万円の減損損失を計上したため、当期利益も93億6800万円減少し、純損失となった。
同社は、1月1日付でコカ・コーラウエストジャパン、近畿コカ・コーラボトリング、三笠コカ・コーラボトリングを統合し発足により、コカ・コーラナショナルビバレッジが中心の需給管理体制から同社が中心の西日本エリアの需給管理体制に変更している。
この需給管理体制の変革で、商品仕入から自社製造に切り替えたため、西日本エリアの他コカ・コーラボトラーに対する商品販売が増加とともに、コカ・コーラナショナルビバレッジからの受託加工・物流収入はなくなっている。