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日本輸送機/投資減退による物流システム減少で営業損失4億3400万円

2009年11月06日/決算

日本輸送機が11月6日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は315億1300万円(前年同期比10.1%減)、営業損失4億3400万円(前期は11億2100万円の営業利益)、経常損失4億6100万円(12億7500万円の経常利益)、当期損失4億900万円(6億4100万円の当期利益)となった。

日本輸送機は、4月1日に三菱重工フォークリフト販売(現ニチユMHIフォークリフト)を新たに取得し国内での統合販社を設立した。これで三菱重工業が販売していたエンジン式フォークリフトが商品群に加わった。

部門別の状況では、物流システム部門は受注面で不況による投資手控えが影響し、売上高は25%減の45億4500万円。利益面でも売上高が減少したため、経常損失は7億5300万円(前期は500万円の営業利益)となった。

フォークリフトなどの産業車両部門では、バッテリー化の進展や国内販社統合によるエンジン式フォークリフトの売上の寄与などで国内での売上高は13%減に留まった。海外向けでは、第2四半期に入り中国市場の受注は持ち直してきたものの、前期に好調だったロシア、韓国向けがキャンセルになるなど、輸出面は52%減と半減。売上高は259億1000万円(6%減)となった。

利益面では、売上高減少や製造原価率の悪化、三菱重工フォークリフト販売の子会社化による人件費の増加などで営業利益は13億200万円(38%減)となった。

通期は売上高670億円(2.1%増)、営業利益4億2000万円(66.9%減)、経常利益3億円(75.3%減)、当期利益は計上しない見通し。

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