LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本輸送機/物流システムの受注減少で営業損失3億8200万円

2010年02月04日/決算

日本輸送機が2月3日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は476億4500万円(前年同期比5.8%減)、営業損失3億8200万円(前期は13億5600万円の営業利益)、経常損失3億4400万円(12億1400万円の経常利益)、当期損失8億5900万円(4億7100万円の当期利益)となった。

第3四半期の産業車両部門は、国内のフォークリフト需要が落ち込んだが、バッテリー化の進展や国内販社統合によるエンジン式フォークリフトの売上寄与などで、国内での売上高は9.6%減にとどまった。輸出は中国市場やロシア向けの受注増など持ち直しが見られたが、売上高は46.9%減と大きく減少し、部門売上高は393億6400万円(2.9%減)となった。利益面では、売上高減少や売価の下落で製造原価率が悪化、三菱重工フォークリフト販売の子会社化による人件費増加などで、営業利益は22億8600万円(23.6%減)となった。

物流システム部門は、受注面で投資の手控えが影響しており、売上高は18.4%減の66億7600万円。利益面でも売上高が減少したため、営業損失は12億3800万円(前期の営業損失は1億7000万円)と悪化した。

その他部門は、一部顧客からの受注キャンセルなどで巻取機売上が半減し、売上高は16億400万円(14.6%減)となり、営業損失は1300万円(前期は営業利益7200万円)となった。

通期は、販売体制見直しの費用や繰延税金資産の取崩による税金費用の負担増、受注の減少などで予測を修正しており、売上高645億円(1.7%減)、営業利益、経常利益は計上せず(ともに100.0%減)、当期損失6億円を見込んでいる。

関連記事

決算に関する最新ニュース

最新ニュース