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共栄タンカー/通期は売上高6%減、当期利益91.1%減

2009年05月08日/物流施設

共栄タンカーが5月8日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高106億3500万円(前年同期比6.0%減)、営業利益11億500万円(26.9%増)、経常利益3億1500万円(122.1%増)、当期利益1億7400万円(91.1%減)となった。

大型タンカーの長期貸船契約を主体に安定した経営を目指しており、各船の運航効率の向上と諸経費の節減に全社を挙げて取り組んだ。支配船腹全船が定期入渠も無く順調に稼働した。海運業売上高は106億3500万円(6億8000万円減)。

新たに船隊に加わった石油製品運搬船2隻の貸船料などの増加があったものの、前年度上期まで運航していたVLCC”HAN-EI”の売船により運賃としての収入が無くなったのが響いた。海運業費用は、87億1400万円(8億7200万円減)。外国人船員費や石油製品運搬船2隻の減価償却費の増加があったが、”HAN-EI”の運航費が無くなったことに加え入渠船が無かったことによる関連コストが減少したのが影響した。

次期の見通しは、安全運航と環境保全には一定のコスト負担が避けられないが、社業全般の合理化・効率化を更に進め、競争力のある船隊整備・拡充と積極的な営業活動のもと安定的な収益確保を目指す。

グループの次期の業績は、前期に続きことし7月に石油製品運搬船1隻が新たに船隊に加わることによる売上高の増加は見込める一方、支配船腹のうち5隻の入渠予定船がある。

2010年3月期の業績予想は、売上高111億円、営業利益9億円、経常利益2億円、当期利益1億円を見込んでいる。

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