三菱商事は11月9日、ロシア最大手の自動車販売グループ、ロルフ傘下のロルフインポート(RI)へ40%出資すると発表した。
三菱商事は17年間にわたり、ロルフとの間でロシアでの自動車販売の協業を行ってきた。ロルフインポートは、ロルフ傘下のロシア三菱自動車輸入卸売会社。
三菱商事の買取価格は当初7200万ドルに上る。その後RIの業績などに連動し最大で2億ドルに達する見込み。
RIは、1992年に三菱自動車のディーラー業を開始し、ロシアにおける販売台数を拡大してきた。三菱車は同市場で高品質なイメージとアフターサービスが評価され、既に三菱車ブランドイメージを確立しており、輸入車の中ではトップ10のシェアを確保している。
三菱商事はロシアの自動車市場について今後中長期的な成長が見込めると判断しており、輸入車卸売会社であるRIへの出資を通じて、ロシアでの三菱車販売体制を強化する考えだ。