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ゼロ/日産自動車の輸出減少で営業損失8100万円

2009年11月12日/3PL・物流企業

ゼロが11月12日に発表した2010年6月期第1四半期決算によると、売上高は124億1400万円(前年同期比7.6%減)、営業損失8100万円(前期は2000万円の営業利益)、経常損失7400万円(3900万円の経常損失)、当期損失1億1000万円(200万円の当期利益)となった。

第1四半期の車両輸送関連セグメントは、主要取引先の日産自動車の国内新車販売台数が0..5%減(出所/日本自動車工業会統計)と前年並みで推移したが、輸出台数や輸入車の国内販売台数、中古車の国内登録台数、輸出台数が大きく落ち込んだ。

このため営業体制を強化し、新規開拓により顧客数を拡大したが、輸送受託台数と整備受託台数全体では市場の縮小に押される形で減少。輸送効率の向上など原価低減も進めているが、売上高は109億400万円(5.5%減)、営業利益は2億300万円(31.9%減)となった。

カーセレクションセグメントは、政府によるエコカーへの買い替え補助金制度導入で、中古車入札会の主要商品である低年式多走行の中古車がほとんど廃車となり、入札会への出品が大幅に減少した。落札も伸びず、売上高は1億3300万円(44.8%減)、営業利益は2200万円(68.3%減)だった。

一般貨物輸送セグメントでは、2008年度下期より当面の採算性確保が難しいセンターの取引縮小と撤退を進め、収益構造の健全化を進めている。このため足元の売上高は減少したが、コスト体質は改善過程にあるとしている。売上高は13億7500万円(17.2%減)、営業利益は3100万円(19.5%減)となった。

通期は売上高538億円(4.3%増)、営業利益10億円、経常利益9億5000万円、当期利益3億5000万円を見込んでいる。

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