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ゼロ/日産自動車の受託量が激減、売上高7.7%減、営業損失5億円

2009年08月07日/3PL・物流企業

ゼロが8月7日に発表した2009年6月期決算によると、売上高は515億9900万円(前年同期比7.7%減)、営業損失5億3200万円(前期は14億1600万円の営業利益)、経常損失4億5700万円(15億2700万円の経常利益)、当期損失7億1500万円(7億8700万円の当期利益)となった。

各事業中、一般貨物輸送事業では3PL事業を拡大するため、前期末には群馬県館林市と埼玉県三郷市に、今期には神奈川県川崎市にそれぞれ新商品センターを立ち上げ、スーパーマーケットやドラッグストア、飲食チェーンなどを顧客にオペレーションを開始。売上高は63億7100万円(5.1%増)となった。しかし立ち上げ費用の先行と顧客からの取扱い高が想定通りに伸びず、営業損失は3000万円(前期は5900万円の営業利益)となった。

車両輸送関連セグメントでは営業組織の刷新と同時に営業要員を倍増、顧客開拓が十分でない地域へ営業所を新設(北海道札幌市、福島県郡山市、静岡県浜松市、長野県長野市、愛媛県松山市)し、積極的なアプローチで「車両輸送業界最強の営業」を目指した。

一方で継続的に進めてきた「輸送効率改善活動」に加え、間接人員の削減と物流拠点の再編による固定費の削減に取組んだが、主要取引先の日産自動車は国内販売、輸出共に低調で、中古車市場や輸入車市場の需要低迷の影響も大きく、輸送の受託台数は19.2%減となり、車両整備の受託も大きく落ち込んだ。売上高は444億1500万円(9.3%減)、営業利益8億2000万円(68.7%減)となった。

通期は売上高538億円(4.3%増)、営業利益10億円、経常利益9億5000万円、当期利益3億5000万円を見込んでいる。

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