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ジャスプロ/スポーツ商品供給拠点設置で複数企業との取引も

2009年12月17日/SCM・経営

ジャスプロは、愛知・春日井市の中部物流センター内にスポーツ商品供給窓口の「中部SF」(2000坪)を来年6月にも立ち上げる。当面はスポーツ用品販売のヒマラヤへの商品供給に絞られるが、将来的には同業他社との取引も視野に入れる。

ジャスプロとヒマラヤが新物流体制に関する基本合意に達した12月17日の記者会見上で、ヒマラヤの野水優治専務が同席するなか、ジャスプロの太田達男社長が明らかにした。

<基本合意を発表するヒマラヤの野水専務>
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「中部SF」は、来年3月に開設されるヒマラヤの新物流拠点に隣接して位置する。中部SFは、いわゆる門前倉庫と称する機能に近く、同社はサプライ(供給)のSとフロント(前方)のFの頭文字を取り「SF」とした。SFは売場へ機能的に供給する窓口を意味する。ジャスプロは、中部SFを介して各スポーツ用品メーカーの物流委託先として物流一元化を図り、効率とサービスの向上を目指す考えだ。ヒマラヤとの物流体制では、国内メーカーや問屋からの商品を「中部SF」が受け入れたうえで、ヒマラヤ物流センターのマザーセンターに供給することになる。

ジャスプロの太田社長は、「今回のヒマラヤとの合意は、共同物流の第一歩となる。『SF』の立ち上げは、スポーツ業界では初の試みだ。業界全体として効率物流を目指したい」と話した。

<あいさつするジャスプロの太田社長>
20091217himayara2.jpg

同社は「中部SF」を、独立したセンターとして位置付けている。「SF」の他地域への展開について太田社長は、「今後の状況に応じて、ほかのSFの設置を考えなければならない時期が来るかもしれない」とコメントした。

「中部SF」が開設される同社の中部物流センターは、日立物流が運営する「中京物流センター」内に位置する。同センターの建屋は現在1万3500坪で、将来的にはほぼ倍のおおよそ3万坪に拡張する計画がある。

ジャスプロは、スポーツ用品業界の物流高度化とサービス向上を目指して、ことし4月にスポーツ用品製造卸のゼット、日立物流、佐川急便、物流コンサルティングのイー・ロジットの4社が合弁で設立した物流会社。

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http://www.lnews.jp/2009/02/30797.html

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