丸全昭和運輸が2月8日に発表した2010年3月期第3四半期業績によると、売上高は603億円(前年同期比17.1%減)、営業利益19億7800万円(23.8%減)、経常利益22億7000万円(18.3%減)、当期利益12億3100万円(28.1%減)となった。
貨物自動車運送事業は、化成品の新規業務受注により関西地区を中心に増加が見られたが、関東地区での建設機械、官公庁関連、鉄鋼製品の取扱いが大きく減少。中部地区においても、合成樹脂等の取扱いの減少があり、全体として大きく減収となった。
港湾運送事業は、関東地区で石炭回漕業務と石油コークス取扱い業務の新規受注による増加が見られたが、建設機械の輸出取扱いと非鉄・合金鉄等の輸入取扱いが大幅に減少し、全体として減収となった。
倉庫業については、自動車部品、電子機器、ゴム製品等の取扱いの減少があった。その他の物流付帯事業については、梱包収入では、鋼板関連の事業撤退があり減少し、外航船収入では、大型プロジェクトの終了や建設機械、非鉄金属等の輸出入取扱いが減少し、全体として大きく減収となった。
物流事業の売上高は19.1%減の473億8400万円、営業利益は13.3%減の12億7100万円となった。
通期の業績予想は、売上高は815億円、営業利益25億円、経常利益28億円、当期利益17億円の見通し。